布団乾燥機は通常、布団や靴を乾燥させるために使用されますが、暖房器具としても大いに役立ちます。特に小さな部屋や、ひざ掛けを使ってこたつのように活用することで、効率的に暖を取ることができます。
広範囲を暖めることは難しいですが、限られたスペースなら十分に暖かさを感じることが可能です。この記事では、暖房として布団乾燥機を使う際の具体的な活用法を紹介しています。
また、布団乾燥機を使った時の1時間あたりの電気代や、他の暖房器具との比較、おすすめのセラミックヒーターについても触れています。
布団乾燥機を単なる乾燥器具としてではなく、暖房器具としても活用してみませんか？その多用途性をぜひ試してみてください。
布団乾燥機を使った暖房の裏技３選
布団乾燥機は、脱衣所などの狭いスペースを暖めるのに特に効果的です。この機器は、エアコンや通常のヒーターとは異なり、部屋全体ではなく限定された範囲を暖めることができます。ここでは、布団乾燥機を暖房として利用する３つの具体的な方法を紹介します。
脱衣所で活躍する布団乾燥機！
我が家ではアイリスオーヤマ製のツインノズル布団乾燥機を使っています。このモデルはホースが伸縮自在なため、直接体に向けて暖かさを感じることができます。ただし、ホースの位置が固定しづらいのが少々使いにくいです。
また、象印製の布団乾燥機もおすすめします。ホースがなく、非常にシンプルで使いやすいですし、お手入れも簡単です。使い勝手が良く、収納が容易であること、ホースがないため掃除が楽であることなど、多くの良いレビューがあり、暖房としても最適な製品です。
冷え対策に！布団乾燥機でこたつ風アレンジ
家には受験を控えた娘がおり、夜間の勉強時に足元が冷えるという問題があります。この問題を解決するため、布団乾燥機のホースを膝掛けの中に差し込み、即席のこたつを作る方法が有効です。動作時の音は少し気になりますが、膝掛けを迅速に暖めることができます。適温になったら、直ちに電源を切ることが重要です。
キャンプ場で布団乾燥機が暖房器具として活躍する理由
冬のキャンプでは、布団乾燥機を暖房器具として使用することが推奨されます。布団乾燥機がキャンプで便利な理由を以下に挙げます。
- 火を使わないため安全で、テント内でも使用できる
- テント内を快適に温め、良い睡眠をサポートする
- 寒くなった寝袋や靴を素早く暖める
- 汗や水で濡れた手袋や靴下を乾燥させることができる
- 使用後のテントや寝袋を乾燥させ、カビや臭いの発生を防ぐ
布団乾燥機を使えば、キャンプ後の寝袋を乾かしてから持ち帰ることができ、帰宅後はそのまま保管することが可能です。特にシャープの布団乾燥機がおすすめで、プラズマクラスター機能が消臭効果をもたらし、ホースが収納可能で持ち運びも便利です。
布団乾燥機を暖房に使った場合の電気代について
布団乾燥機を暖房として利用する際に気になるのは、電気代のことでしょう。布団乾燥機の1時間あたりの電気代は、約13円から24円で、使用する機種や設定モードによって異なります。この記事では、布団乾燥機を暖房として使った場合の電気代と、他の暖房機器との比較を詳しく説明します。
様々な暖房機器の電気代比較
暖房機器の電気代は、「消費電力(kW) × 電気料金単価(円/kWh)」で計算されます。以下は、主な暖房機器の1時間あたりの電気代の比較です。
- エアコン（8畳用）: 約3円〜40円（105〜1480W）
- セラミックファンヒーター（木造6畳/コンクリート8畳用）: 約17円〜32円（640W〜1170W）
- オイルヒーター: 約14円〜32円（500W〜1200W）
- 電気ストーブ（ハロゲンヒーター）: 約22円（800W）
- 電気カーペット（2畳用）: 約5円〜14円（200W〜500W）
- こたつ: 約2円〜4円（80W〜160W）
- 電気毛布: 約2円（75W）
暖房器具の選択は、設置場所や使用時間により適切なものを選ぶとよいでしょう。
おすすめの布団乾燥機とセラミックヒーター一体型商品の紹介
特に一人暮らしや限られたスペースに適した、布団乾燥機とセラミックヒーターが一体になった商品を紹介します。セラミックヒーターは燃料を必要とせず、空気が清潔で居心地が良く、操作も簡単です。また、コンパクトで持ち運びや配置が容易で、一酸化炭素が発生しないため、頻繁な換気も不要です。ただし、広範囲を暖めるのには不向きで、ファン付きのモデルはほこりを巻き上げがちです。また、空気が乾燥しやすく、電気代が比較的高い点が欠点です。
ここでは、特におすすめの2機種を取り上げ、その特徴と利便性について解説します。
まとめ
布団乾燥機は、狭い空間での暖房に適しており、膝掛けと組み合わせれば足元暖房や仮設こたつとしても役立ちます。キャンプでは寝袋やテントの乾燥、さらには暖房としても使用できます。布団乾燥機を暖房として使用した場合の電気代は、機種やモードによって異なりますが、大体1時間あたり13円から24円が目安です。具体的な例として、アイリスオーヤマの機種では月約630円、象印は約720円、シャープは約390円の電気代がかかるとされています。暖房器具を選ぶ際は、設置場所や使用状況に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。
2in1のセラミックヒーターは、布団乾燥機能との組み合わせで、特にスペースが限られた一人暮らしや、多くの家電を持ちたくない人におすすめです。衣類乾燥機能付きのドライヒーターは、シンプルでノズルが収納可能なデザインが特徴です。また、コンパクトなセラミックヒーターは扇風機としても機能し、年間を通じて利用できます。
布団乾燥機が暖房代わりとしても機能する多機能性に驚かれた方も多いでしょう。寝袋やテントも乾燥でき、さまざまな場面で暖房として活躍します。
使い方によってはさまざまな応用が可能な布団乾燥機を、これまで以上に活用してみてはいかがでしょうか。
